健康・美容用語集 む

無機質

別名ミネラル。タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンと並び、5大栄養素のひとつで体の機能の維持や調整に不可欠な微量栄養素です。
ビタミンと違うところは、ビタミンは元素から作られる有機化合物ですが、ミネラルは元素そのものです。
地球上には約100種類の元素があり、身体の約96%は炭素・窒素・水素・酸素の4元素(有機質の構成要素)で構成されていますが、その4元素以外の全ての生体元素を総称してミネラル(無機質)と呼んでいます。
私たちの身体を構成する細胞も多種類のミネラルで構成され、代謝活動でも中心的な働きをしています。
人間の体内で作り出すことができないため、食べ物から補うしかなく、摂取量が不足すると欠乏症が起き、さまざまな病気のもとになってしまう。
カルシウム不足による「骨粗しょう症(こつそしょうしょう)」や、鉄分不足による「貧血」などがある。
このミネラル欠乏症、女性はとくに注意が必要で、生理や妊娠、更年期など女性特有の事情は、ミネラル不足を引き起こしやすく、毎月の生理では鉄分が大量に失われ、更年期を迎えると骨のカルシウム量は急激に減少してしまう。
また、極端な食事制限によるダイエットもミネラル不足の大きな原因。日ごろから、積極的なミネラル補給が必要。

ムクロジエキス

ムクロジエキスは、ムクロジの果皮から得られるエキスで、洗浄効果があり、抗炎症、抗菌作用がある。
ムクロジエキスは、ムクロジの果皮から抽出したエキスで、歯磨き粉やシャンプー、石鹸などに多く使われる天然成分である。
天然の界面活性剤であるムクロジサポニンを含んでおり、洗浄効果がある。
インドでは古くより洗濯用に使われてきた。抗炎症作用、抗菌作用などの働きがあるため、クレンジングや洗顔剤にも配合される。ムクロジは、漢字では無患子と書き、学名のサピンダスはラテン語で「インドの石鹸」を意味する。
暖かい山地に生える長い葉を持った落葉高木で、中の黒い種子は正月などに行なう羽根つきの球の材料としても使われる。

無酸素運動

瞬発力に優れた白筋を用いた運動のことで、スクワットなどに代表されるような比較的激しい運動のことを指す。
無酸素運動は、十分に酸素を取り入れながら行う有酸素運動(マラソン、ウォーキングなど)とは対照的に、筋肉内に存在するATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー源を使って行う運動のこと。
ATPは瞬間的に大きなパワーを生み出すことができるが、ごく短時間しか持続できないという特徴がある。
筋肉中のATPだけでは足りない場合は、筋肉内のグリコーゲンや血糖を利用して無酸素的にATPを作り出すことができる。
無酸素運動は、筋肉を太く肥大させるのに効果的で、筋力増強を目的としたスクワット、腕立て伏せ、ウェイトトレーニングなどはこれに分類される。
ダイエット目的で脂肪を燃焼させるには有酸素運動のほうが効果的。