賞味期限と消費期限の違い
食品を買う際に賞味期限や消費期限をチェックされる人は多いことと思いますが、この期限表示の違いを何となく分かっているものの、ハッキリとした違いはよく分からないといった人も居られるのではないでしょうか?
まず、食品によって【賞味期限】と表示されているモノや【消費期限】で表示されているモノがありますが、基本的に、品質の劣化が早くて長くは保存がきかない食品には【消費期限】、品質の劣化が比較的遅くてある程度の期間は保存がきく食品には【賞味期限】として表示されています。
次に、いつまでなら食べられるのかという違いについてですが、【消費期限】で表示されている食品は、名称通りで消費期限内に食べるようにし、期限を過ぎたら食べない方が良いとされています。
一方の【賞味期限】で表示されている食品については、期限以内であれば美味しく食べられるということであり、賞味期限を過ぎたら食べられなくなるという訳ではありません。
ただし、消費期限と賞味期限の両方に言えることですが、『開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したとき』という大前提のもとでの期限表示であることに注意する必要があり、一度開封してしまった食品については、表示されている期限内であっても、早めに食べるようにしましょう。
【消費期限】
・開封していない状態で、なおかつ表示されている方法により保存した場合において、食べても安全な期限を示しています。
・期限を過ぎたら、食べない方がよい
【賞味期限】
・開封していない状態で、なおかつ表示されている方法により保存した場合において、おいしく食べられる期限を示しています。
・期限を過ぎても、すぐ食べられないということではない。
食品を常温で保存する場合の「常温」とは何度のこと?
食品の保存方法として、【保存温度】というのは重要な要素の一つであり、一般的に保存温度を低く設定するほど賞味期限は長くなるのですが、「常温で保存」と表示されている商品もあります。
では、この「常温」とは具体的にどの程度の温度なのかと言いますと、『15℃から25℃』のことを指し、一般的にこの範囲の温度が食品を常温で保存するときの目安となります。