健康・美容用語集 も

もろみ酢

もろみ酢とは、泡盛を作る過程でできる米こうじからできる、クエン酸をたっぷりと含んだお酢である。
もろみ酢は、沖縄のお酒である泡盛を作る過程で米こうじから作られる、もろみを使って作られたお酢である。
栄養素が豊富で、クエン酸をはじめ、アミノ酸、ビタミン、ミネラルを多く含む。
主成分が酢酸ではなく、クエン酸なので、普通の酢のようにツンと来ない、まろやかな味である。もろみ酢を飲むと、クエン酸が血液をサラサラにし、疲れを回復してくれたり、肝機能の回復や脂肪の燃焼を助けてくれるなどといわれている。
またほかにも、もろみ酢を飲むことで、血圧の上昇を抑え、高血圧を予防したり、糖尿病の予防に役立つ成分も含まれているといわれている。

桃の葉エキス

桃の葉エキスとは、桃、又はモモの葉から抽出した褐色のエキスである。
伝統的にアセモや湿疹の皮膚トラブル用として使われてきた。
桃の葉エキスは、成分としてタンニン、フェノール、アミノ酸、フラボノイド、ニトリル配糖体を含む。
保湿作用、抗炎症(抗アレルギー)作用、抗酸化(過酸化物抑制)作用、刺激緩和作用、抗菌作用があるとされており、肌トラブルから肌を守る目的に化粧品に配合される。
保湿用ジェル、荒れ肌用ローション、入浴剤に入れられる。刺激が少なく、ベビー用ローションにも配合され、アトピー防止にもよい。桃の葉エキスは強い収れんではなく、キメを整える。
美容液としてビワ、ソウハクヒ、ハマメリスなど、他の美白・美肌成分と混合して用いる場合が多い。

モロヘイヤ

エジプト原産で、カルシウムや鉄・カロテン・ビタミンB、Cなどを多く含む、栄養価の高い緑黄色野菜です。アラブでは古代より食用にされて「王様の野菜」とも呼ばれ、世紀の美女・クレオパトラも常食していたと言われています。
水溶性・不溶性の食物繊維はもちろん、ビタミンB1、B2、カロテン、カルシウム、リン、カリウムなどを多く含み、野菜類のなかでも特に含有量が多いのが特徴です。
健康野菜の代表格ともいえるホウレン草と比べても、ビタミンA 、カロチンは約3.5倍、カルシウムは約7.4倍など、驚くほど高い数値を示しています。モロヘイヤは夏野菜ですから、食材としては一年中利用できるわけではなく、また調理による栄養の損失もあります。
そのため最近は、モロヘイヤ100%の健康食品(粉末・錠剤)が多く出回っています。