健康・美容用語集 た

大豆ペプチド

大豆のタンパク質が酵素分解することで得られる成分。
期待できる効能としては、大豆タンパク質・アミノ酸の良いとこ取りのようなものですが、具体的には悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やしたり、エネルギー代謝促進、脂肪燃焼促進といったダイエット面に効果的な作用があると言われている。
その他には筋肉の損傷を防ぎ、さらに損傷した場合もすばやく修復といった筋肉疲労の予防や筋肉の増強など運動能力を増強する効果も注目されている。
さらにアンジオテンシンというホルモンを作る酵素の働きを阻害するため血圧上昇も抑制する働きがあると言われている。
大豆発酵食品に含まれているが、含有量はごく僅かなので効率よく摂るためには健康食品等を利用する方法もある。

体脂肪

体脂肪とは、身体に付いた脂肪のことを指しており、健康管理の指標となるものである。
体脂肪は、大きく大別して内臓周辺についた内臓脂肪と皮膚の下についた皮下脂肪に分けられる。
体脂肪の付きすぎは太って見えるということだけではなく、高血圧や糖尿病などさまざまな病気の原因となってしまう。
太りすぎの指標には、BMIという身長と体重から算出する方法や、体脂肪率を測るなどといった方法が挙げられる。
特に体脂肪率を測る方法の中でも、インピーダンス法という電気抵抗を測ることで体内にどれくらいの脂肪があるかをはかる方法は、専用の器機も市販され、手軽に家庭でも体脂肪率を測れる方法として有名。

タンニン

タンニンとは、ある程度高等なほとんどの植物にふくまれるポリフェノールの総称である。
タンニンはお茶に入っている成分として有名だが、タンニンは化学物質ではなく、植物のほとんどに含まれるポリフェノールを総称してタンニンと呼んでいる。
タンニンは古くから、皮なめし剤、植物染料、生薬として利用されてきた。
人間がタンニンを摂取した場合にはタンニンの持つ収斂作用を利用して、胃腸薬としての働きをする。またカテキンもタンニンの一種である。
タンニンは植物にとっては、昆虫などに葉を食べられることを抑制したり、紫外線を吸収してそのダメージを軽減するなどの利点があるといわれているが、詳しいことはよくわかっていない。

タウリン

アミノ酸の中でも、その成分の中に硫黄を有する含硫アミノ酸の一種で、植物以外のほとんどの生物に存在していると言われています。
人体に最も多く含まれているアミノ酸で、体のあちこちに存在する重要なアミノ酸のひとつ。
最も多いのが心臓。次いで、骨格筋、卵巣、脳、子宮、肝臓、腎臓、肺の順で多く、ほとんどの臓器で確認されています。体重60kgの人で、約60gのタウリンが体内に蓄えられています。
タウリンには、コレステロールを減少させたり、心臓や自律神経の働きを良くする、疲労回復や目の健康維持などにも効果があるとされている。
タウリンの特徴として、体内の必要なところでのみ働き、不要なところでは何の働きもしないことがあげられます。
また、必要分以上のタウリンは、尿となって体外に排泄されるため、タウリンは必要以上に摂り過ぎても害にはなりません。
タウリンは自然界のものでは貝や牡蠣、タコなどの魚介類に含まれている。最近では栄養ドリンクにもタウリンが多量に含まれていることが多い。

たんぱく質

三大栄養素のひとつであるたんぱく質は、アミノ酸の集合体でその組み合わせによって、筋肉、皮膚、血液、骨、酵素、髪の毛などを構成しています。
たとえば、筋肉や内臓などの構成成分であり、皮膚の色やお酒に強いか弱いかなどの性質を決めているのもたんぱく質です。
化学的に見ると、多くのアミノ酸が鎖状につながっているものがたんぱく質。
たんぱく質は体内に入ると、消化されて一旦アミノ酸に分解され、それから再び、骨や筋肉、血液など、体内の様々な部分を作る働きをするのに適した、様々な種類のたんぱく質に作りかえられます。
これは、タンパク質の種類によって働き方が違うからです。
たんぱく質は体重の約1/5をしめ、1gあたり4kcalのエネルギーを持っています。
ちなみに、たんぱく質を英語では「プロテイン」といいますが、これはギリシャ語で「第一」という意味の言葉から生まれたものです。