健康・美容用語集 さ

サーデンペプチド

サーデンペプチド(イワシペプチド)とは、新鮮イワシ(サーデン)から抽出した天然のタンパク質を、高純度のペプチドに精製したもの。
イワシを直接食べても消化がよすぎてペプチドとしての効果がなかなか得られないため、もっとも体内で安定するアミノ酸配列に精製したオリゴペプチドなため、安全な上に吸収がよい。
サーデンペプチド(イワシペプチド)の形で摂取することで、有効成分であるバリルチロシンが血圧を正常に保つはたらきをする。

サポニン

サポニンとは、構造的にはトリテルペンやステロイドにオリゴ糖(二個以上の糖が結合したもの)が結合した配糖体の一種であり、シャボン玉のシャボンと語源は同じ「泡立つ」という意味である。
サポニンは、分子の中に水になじむ部分(親水性)と油になじむ部分(疎水性)とが共存しているため、石鹸と同じように油を溶かし、水で洗浄できる界面活性作用がある。
サポニンを多く含むものでは大豆が有名。大豆サポニンは、人の体内でも脂質の過酸化を抑制し、代謝を促進すると考えられている。
また、腸から吸収されたブドウ糖が脂肪に変化することを抑制する作用がある。
このことは、サポニンが肥満防止の成分になっている理由のひとつである。
大豆のほかには、小豆やウーロン茶、アスパラガス、高麗人参などに含まれる。

サラシア

サラシアは、糖分の吸収抑制効果があるとして研究が進められているツル植物。サラシア・オブランガともいう。
サラシアは、スリランカや南インドなど、亜熱帯地域に自生するツル植物で、血糖値の上昇を抑えるサラシノールを含み、糖尿病予防に効果があるとされている。
最近ではサラシア茶などの健康食品として日本でも多く見られるようになった。
ダイエットにも効果があり、ブドウ糖が腸内で吸収されるのを抑制する効果があるといわれ、インドではダイエット薬として古くから重宝されてきた。糖尿病治療薬を服用している場合は医師の相談が必要で、おなかがゆるくなることもあるので注意。

酸化マグネシウム

海水中のマグネシウムを化学的に取り出し、高熱で分解して得たもので白色無定形の粉末で臭いはありません。水、エタノールにはほとんど溶けません。
便秘を解消する薬で、胃酸を中和する働きもあります。
通称「カマ」や「カマグ」と呼ばれています。刺激性下剤と違い長期服用しても便秘の解消の効き目が落ちないことが特徴です。
通常よりも多めの水で飲むと良いと言われています。