健康・美容用語集 ら

ラストノート

ラストノートとは、香水や食品の香り成分のなかで、時間がたって後から香ってくる香りのことである。香りの成分の中では最後まで残る重い香りということで、ディープノートとも呼ばれる。
ラストノートになりやすい香気成分には、樹脂系、蒸発温度が高く徐々に揮発していくものが多い。
具体的に、サンダルウッド、ムスク、シダーウッド、ラズベリー、アンバームスク、グレナデン、ピーチ、バニラなどがある。香水のブレンドにおいては、トップノート・ミドルノート・ラストノートそれぞれの香りが時間差で出るように調合される。
食品香料などでは、最初に鼻にくる香りがトップノートで、飲食後に喉に残る匂いや喉ごし、食後感といったものがラストノートにあたる。

ラクトフェリン

ラクトフェリンは1939年にヨーロッパの学者によって、牛乳から発見されたタンパク質で、赤い色をしていたことから"赤いタンパク質"と呼ばれていました。
ラクトフェリンは熱に弱いため、加熱殺菌される市販の牛乳ではほとんどが壊れて、ごく微量しか残っていません。
唾液や涙の中にも極微量のラクトフェリンが含まれていますが、赤ちゃんを出産した直後の3日間に出る母乳、いわゆる初乳の中にこのラクトフェリンが多く含まれています。
これは生まれたばかりの赤ちゃんには免疫力が無いので、様々な感染症から身を守るために多く出ているものと考えられています。
その量は母乳中の0.8-1%を占めるといわれています。
ラクトフェリンには、強い抗菌作用があり、大腸菌やO-157、ガンジダ菌などを殺菌する働きがある。
また、C型肝炎にも効果があるとされており、全体として抵抗力を高める効果をもたらすとされている。また、ラクトフェリンは鉄分の吸収を促進するため、貧血にも効果があるとされる。