健康・美容用語集 な

ナフトキノン誘導体

フィロキノン、メナキノンが分子の構造を化学反応により変換した化合物を出発化合物のこと。

ナノテクノロジー

ナノテクノロジーとは、「超微細科学技術」とも呼ばれ、あらゆる物質をナノメートル(1mの10億分の1)サイズまで小さくするテクノロジーの新分野である。
ナノテクノロジーはIT、バイオ、医療などの分野はもちろんコスメの分野でも注目されている。
この最先端技術により美容成分をナノサイズにまで超微粒子化し、成分が細胞と細胞の微細な隙間をすり抜けられるほど極小粒子にすることができるので、角質層の深部にある基底層や真皮層まで到達出来るようになった。
従来の美容成分は粒子が大きく、肌の表面にとどまるだけで深部皮膚組織に浸透する事は不可能だったが、肌の基底層までダイレクトに到達する為、肌の細胞再生促進効果がさらに高くする製品の開発が可能になった。

内臓脂肪

内臓脂肪とは内臓の周りについている脂肪のことで、皮下脂肪よりも悪性のものであると考えられている。
内臓脂肪は、過剰に蓄積すると「内臓脂肪症候群」と呼ばれる状態になり、やがて動脈硬化による脳卒中や心筋梗塞に発展する可能性がある。
極端なダイエットをすると、女性ホルモンの分泌をコントロールする脳の視床下部の働きがマヒし、エストロゲンが減少して内臓脂肪がつきやすくなる。
また、そんなダイエットを中断してリバウンドしてしまった時の脂肪は内臓脂肪として溜まっている可能性が高い。
また、アルコールの過剰摂取や不規則な生活から肝臓に脂肪がついている若い人が増えていて、放置していると肝硬変になる恐れもある。

ナイアシン

ナイアシンとは水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、ニコチン酸ともいい、ビタミンB群の仲間です。
欠乏すると、ペラグラという皮膚炎になってしまうことで知られています。
ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。
食べ物の中の脂質、糖質をエネルギーに変える時に働きます。
ナイアシンは、たんぱく質に含まれる必須アミノ酸であるトリプトファンから体内でも合成できます。
このため、この合成されるナイアシンを加え、ナイアシン当量(NE)という単位で示されます。
成人の摂取目安量は1日15mgNEです。過剰症はニコチン酸での摂取のみにみられ、許容上限摂取量は30mgです。
ナイアシンは体内でも一部つくられますが、十分ではないため、食べ物からも摂取することが必要です。
不足すると疲労感を感じたり、口角炎や口内炎になったりします。欠乏症のペラグラは、トリプトファンの少ないとうもろこしを主食とする中南米で見られますが、日本では通常の食生活をしているかぎり生じる心配はありません。
一方、ナイアシンはとり過ぎると皮膚が赤くなる症状がでることがありますが、食事から摂取する分には過剰になることはまずありません。

ナットウキナーゼ

納豆のネバネバに含まれている納豆菌が作り出す酵素のひとつ。他の大豆食品にはない納豆特有のもの。
納豆菌は生きたまま腸まで届いて腸内の善玉菌を活性化させるため、整腸作用や有害物質を排出する働きがある。
そのため、便秘改善や肝臓にも良いとされる。
血液中の血栓を溶かす作用・血栓をできにくくする作用があります。
血栓とは、血液中にできる血の塊で、血管を詰まらせる原因になります。
最近、「エコノミークラス症候群」の話題で改めて注目されました。血管が詰まると脳梗塞や心筋梗塞など身体にさまざまな障害を引き起こします。
ナットウキナーゼは血液が固まらないように作用するため、これらの病気の予防に役立ちます。
また、強い抗菌作用と免疫力を向上させる働きがあることから、感染症予防やガン抑制作用もあると期待されている。
ただし、ナットウキナーゼは熱に弱いため、加熱調理した場合はナットウキナーゼの効果を得ることはできない。