健康・美容用語集 か

カプサイシン

カプサイシンとは、唐辛子の辛さのもとになる成分であり、血行をよくし、体脂肪を燃焼させて肥満の防止、代謝を良くする。
カプサイシンには、中枢神経や脳下垂体などに直接作用するため、運動による代謝に比較すると即効性があり、肉料理の味付けに唐辛子などの香辛料を使ったり、キムチなどの唐辛子を利用した食品にダイエット効果があるといわれる。
少量でも非常に辛い香辛料であるため、通常ダイエット効果を期待するには、タブレット状のサプリメントでとるのがよい。唐辛子を食べると血液中の好中球(白血球の一部)という組織の働きが通常の約3倍も良くなるということもわかっており、免疫力を高める作用もあるといわれる。唐辛子の辛さで、料理を減塩する効果もある。

カフェイン

カフェインとは、コーヒー・カカオ・茶の葉などの中に含まれるアルカロイドの一種で、薬効成分である。 カフェインの効能は、脳や脊髄などの中枢神経系が刺激され興奮し、五感や運動機能、思考力や集中力を高める、筋肉疲労に効果的、体脂肪の燃焼を促進するなどがある。
カフェインのアルカロイドが交感神経に作用し、血流を促進させて、身体をあたためる効果もある。
飲用以外に、ボディーマッサージ用のスリミングジェルなどに入れられ、セルライトの除去を助けるといわれている。
また、洗顔フォームに、引き締め効果の成分として入れられ、かつて小顔ブームをはやらせた。
カフェインとCoQ10やカルニチンとの相乗効果で、ひきしめ&しわとりの機能性化粧品という製品もある。

カロチン

カロチン(βカロチン)とは、主に緑黄色野菜などの植物性食品に含まれており、必要なだけ体内でビタミンAに変換される栄養素である。
皮膚や粘膜を保護することから、フェイスクリーム類にも用いられる。
カロチンは、橙色をした有機色素(天然色素)なので、錠剤や化粧品の色づけにも使われる。
カロチンがビタミンAに変換する量を「ビタミンA効力」という。
そのため、生理作用では、ビタミンAのはたらきとして表現される。
髪の健康、夜盲症・視力の低下を防ぐ、皮膚や粘膜・生殖機能を維持し、成長を促進するなどがある。
カロチンと同様に、体内でビタミンAに変わるものに、レチノールがある。レチノールは摂りすぎると過剰症が出ることがあるが、カロチンよりも変換効率はよい。

カテキン

お茶の特色である渋味、その渋味をつくっているのが、「カテキン」という成分で、ポリフェノールの一種、別名タンニンです。
お茶に含まれるのはカテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなど数種類あり、お茶の成分全体の8~15%を占めます。
代表的なお茶には、緑茶,ウーロン茶,紅茶があります。その中で緑茶はもっともカテキンの含有率が高く、15%ものカテキンを含んでいます。
カテキンにも強い抗酸化作用があり、消臭効果や血圧、コレステロールの低下、抗アレルギー作用など、さまざまな抗酸化効果があるとされている。
乳製品と一緒に摂るとカテキンの効果が失われるとされるので、一緒に摂取することは避けた方が望ましい。