健康・美容用語集 は

ハチミツ

ハチミツとは、ミツバチが花から集めた花ミツであり、花粉をはじめ花の中のいろいろな栄養成分が含まれている。
ハチミツの有効成分は、皮膚にうるおいを与える糖分はもちろんのこと、ギ酸、乳酸、リンゴ酸、アセチルコリン、微量のビタミンを含み、皮膚を滑らかにする。
ハチミツは熱などを加えない自然素材であるため、ジアスターゼなどの酵素が含まれている。糖分が高いために微生物の繁殖を抑えることに加え、グルコン酸による殺菌抗菌作用があり、花粉中の芳香成分の抗菌作用との相乗効果があるといわれている。
ハチミツを入れた化粧品は数多く、石けん・パック・ローションなど、天然成分であるための安心感もあるようだが、花粉アレルギーの方はパッチテストなどを事前にするのがよい。

発芽玄米

発芽玄米とは、玄米を水に1~3日浸し、胚芽部分が1mmほど発芽したものである。
発芽玄米はギャバ(ガンマアミノ酪酸)を多く含んでおり、これは血圧を下げる働きがあるといわれている。
発芽玄米は発芽によって高まった栄養価を、消化吸収しやすいカタチで内に秘めていて、その主要な成分がギャバである。
ギャバは体内で主に抑制系の神経伝達物質として脳内の血流を活発にし、酸素供給量を増やしたり、脳細胞の代謝機能を高めるはたらきがあることがわかっている。
ギャバの具体的な効能としてはコレステロールや中性脂肪の発生を抑え、肥満予防、糖尿病予防などがある。
また、肝臓・腎臓のはたらきを高め、アルコールの代謝を促進したり、神経を鎮める効果もある。

パンテノール

パンテノールとは、ビタミンB群パントテン酸の誘導体でプロビタミンB5という、ビタミンB5の前駆体である。
新陳代謝を活発にする働きがある。 パントテン酸ともいう。
パンテノールは、水溶性のビタミンで、体内で分解されると細胞の構築や正常な成長の維持や神経中枢系の発達に作用する。
糖質やタンパク質、脂肪代謝の働きを補助し、抗体を作ってくれるといわれ、抗ストレスのビタミンともいわれる。
皮膚への作用を中心に、皮膚細胞の活性化、肌の弾力性や保水性、肌本来の抵抗力の強化などに役立てられる。
育毛に必要な新陳代謝を活発にするため、ヘアケア製品には多く使われる。爪などの強化クリームにも含まれる。髪の毛のキューティクルへの浸透もすばやく、枝毛・切毛予防のトリートメント成分として入れられる。

肌年齢

肌年齢とは、肌のハリやしわ、痛み具合を現す年齢で、スキンケアの目安になるものである。
肌年齢は、肌の老化具合を表す指標で、実際の年齢とは関係なく決定される。
もちろん肌年齢が若いほど、肌に張りがあったり、しわのないスベスベの肌であったりするのだが、肌年齢が実年齢よりも老けているということもありえる。
肌年齢が高いと、肌の荒れ、小じわや肌のくすみ、ニキビや湿疹などの症状が見られる。
これらは、日ごろのストレスやスキンケアの不足によって起こるので、きちんと対処すれば改善が可能。
特に40歳を過ぎると、肌はコラーゲンや水分が失われやすくなるので、きちんとしたケアを心がけたい。